飛騨の里のこと

飛騨高山の集落博物館「飛騨の里」は、
合掌造りをはじめ、飛騨の古い貴重な民家が移築復元され
懐かしい農山村の暮らしや飛騨に伝わる季節の行事を再現した。

飛騨民俗村・飛騨の里は、消滅から救われた、
合掌造りなどの古い家屋30軒以上と民具約8000点を収集・保存している。

特に惹かれたのは車輪の形に稲を植える、
「車田(くるまだ)」と呼ばれる田植えの手法だ。

日本で新潟県佐渡島と高山市松之木町にのみ現存している。

飛騨の里の車田は、松之木町に残るものを再現したものである。

高山の車田は7本の線を中心から伸ばし、
そこに1株3本の苗を5株ずつ植えていく。
すると7本のラインが、まるで車輪のように見える。

高山に残る1600年代の文献に、車田の記述があるが、
その起こりははっきりとはしていない。

特殊な植え方であることから、
神事に関した農作業の方法であると推測され、
伊勢神宮にお供えする米を作っていたという説もある。

昭和30年から40年代の高度成長期には、ダム建設や過疎により、
飛騨地方ではいくつもの村落が消滅の運命にあった。

飛騨の里は日本の故郷としてのノスタルジーなのだろうか。

そうではないだろう。

時代から取り残されてしまった過去の遺物を、
現代人に体験してもらい人の営みを肌で感じること。

これはまさしく「生きた博物館(Living Museum)」の理念なのである。

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by TsunaguNPO | 2009-02-06 12:40 | こまいズム