出会うこと

自分とは縁もゆかりもない人々が、
亡くなった場所を訪ね歩くこと。

そこで死者を悼む旅を続ける青年を描く、
天童荒太の「悼む人」。直木賞受賞作である。

青年の悼むという行為は、
「誰も代われない特別な一人の人間」として、
故人を胸に刻むことである。

赤ん坊からヤクザまで一切の序列をつけず、
故人が誰を愛し、誰に愛され、どんなことで感謝されたかを取材し、
その人が確かに生きていたということを覚えておくこと。

この行為は、人が忘れ去られることへの抵抗でもある。

だが、現実には全く縁なき人のことを覚え続けておくのは難しい。

人が出会いを渇望するのは、
その人と知り合い、縁を結ぶためである。

袖すり合うも多生の縁という金言は、
出会いの少ない孤独な現代人に向けての警鐘なのだ。

4月より部署が変わり、出会える人たちも増えていくに違いない。
その出会いが何をもたらすかは自分次第なのだろう。

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by tsunagunpo | 2009-04-03 13:24 | こまいズム