「グラン・トリノ」

俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。

クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」は、
4年振りとなる主演作であり、人生への賛歌である。

朝鮮戦争の従軍経験を持つ、
元自動車工ウォルト・コワルスキーは、
妻に先立たれ、愛車“グラン・トリノ”や、
愛犬と孤独に暮らすだけの日々を送っていた。

そんな彼の隣家にモン族の少年タオの一家が越してくる。

ある事件をきっかけに心を通わせ始めたウォルトとタオだったが、
タオを仲間に引き入れようとする不良達が2人の関係を脅かし始める。

怒れる老人は誰も止める事が出来ない。
年老いた男がストリートと言う名の戦場に立つ。

舞台となっているハイランドパークは、
自動車産業の城下町というべき場所だ。

そこで元フォード組立工として余生を過ごす主人公は、
すなわち「古きよきアメリカ」の象徴である。

だが彼の廻りにはもうアメリカは残っていない。

そんな古い男がどうやってケジメをつけるのか。

若者が一人で生きるのは簡単ではなく、
守り導く存在が必要なのだ。

年寄りが若者のためにすべき事を、
イーストウッドは体を張って伝えているのである。



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by tsunagunpo | 2009-05-23 12:40 | こまいズム