1983年と、その翌年

1983年は特別な年であった。

マイケル・ジャクソンのメガヒット作「スリラー」のPVが巷にあふれ、
映画はアイリーン・キャラの主題歌で有名な「フラッシュダンス」が公開され、
そして、東京ディズニーランドが開園した。

しかし、この年から娯楽が変容したようにも思う。

映画であれ、音楽であれシチューエーションは受け手に選択の余地があった。

バブルを前にして圧倒的な物量で、
マスコミはそんな選択の余地を奪ってしまった。

予め決められた楽しみ方を、予め想定された顧客が楽しむようになったのだ。
我々の想像力は、そんなマス媒体によって奪われてしまった。

予め何かを失った世代の憂鬱を一貫して描いてきた村上春樹が、
そんな1983年の「もうひとつ」の翌年を描いた「1Q84」を問うたのは、
マイケル・ジャクソンの死と不思議と整合する。

我々はこれからも、何かを失ったまま、
21世紀を生きていかなければならないのだ。





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by tsunagunpo | 2009-06-30 18:06 | こまいズム