終わらせたくない祝祭

世間一般は、盆休みであり、
巷のクルマの量も1/3程度となった。

ほぼ20年振りにDVDで再見した押井守の、
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」は、
永遠に続く祝祭をテーマとした傑作だった。

大学1年の時だったと思う。

先輩の汚いアパートの14インチTVで、
「アニメなんかなぁ」と思いながらだらだらと観た。

クーラーも無い、外ではアブラゼミが鳴く、
都会の片隅の一室で、小さな画面に主人公たちが踊っていた。

学園祭前日のドタバタが永遠に繰り返され、
終わらない夏休みが“理想の夢”として描かれる。

新世紀エヴァンゲリオン」の舞台も、
セカンド・インパクトの影響で常に蝉が鳴く夏の環境下だった。

この世界も主人公の白日夢であったかもしれないという、
可能性が示されるエピソードがある。

夏休みという言葉自体がノスタルジーとなる歳になり、
終わらせたくない祝祭はもう遥かに遠い。

しかし、人は終わりがあるからこそ、
終わらせない事象に憧れるのである。



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by tsunagunpo | 2009-08-16 00:03 | こまいズム