「サッド ヴァケイション」

すべてを包み込み美しく生きる、
ゆるぎない女たちの物語。

青山真治の「サッド ヴァケイション」は、
オール北九州ロケによる魂の叙事詩である。

北九州市、若戸大橋のたもとにある小さな運送会社。

社長の間宮は、かつてバスジャック事件の被害にあった梢のほか、
様々な理由から行き場のない人たちを住み込みで雇っていた。

ある日、妻、千代子がかつて捨てた男との間に出来た、
息子の健次が会社に現れた。

千代子は健次と、妹分で知的障害者のゆりを家に住まわせ、
間宮はそれを快く受け入れる。

一見、楽しげに働くフリをしながら、
健次は母への復讐を狙っていた。

千代子役の石田えりが圧倒的な存在感を放っている。

本作の物語の舞台になる間宮運送は、
クリント・イーストウッドの「アウトロー」を想起させ、
異端者たちが集まった緩やかな共同体である。

そしてその異端者たちこそが、
主人公を人生の正しい道に導いてくれるのである。





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by tsunagunpo | 2009-10-11 11:10 | こまいズム