平林物語1 ~ちいさな秘密~

母校の西小に出向いたのは何年ぶりだろう。

三世代交流会なる行事があるのは知っていたが、
定年を迎えるまでは、気にもとめなかった。

思えば平林から青柳の職場まで、
40年近く、よく通えたものだなぁと思う。

息子が平林を出て行ったときも止めなかった。

娘が東京に嫁いだときも地元に残れなんて思わなかった。

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小学校ってこんな校庭がちいさかったかな。

校舎に入って階段を上る。

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ゆるやかな段差が嬉しい。
子どもにやさしいものは年寄りにも嬉しい。
こういうのを今はユニバーサルデザインとか言うらしい。

平林は誰にでもやさしく、暮らしやすい場所だった。

こころのユニバーサルデザインがあるとしたら、
あの頃の平林はそんな場所だったようにも思う。

教室を覗くと子どもたちのカワイイ机がならんでいる。
そうか、4年生はこの学校にはいないのか。寂しいな。

学齢前の子どもがあと一人、二人増えたら、
小学校横の保育所も再開されるかもしれないと聞く。

息子が子どもを平林で育ててみたいと、
冗談交じりに言ってたな。

そろそろ失職寸前なんだと言っていたから、
本気に平林に戻ってくることを勧めてみようか。

そしたら息子と孫には誰にも言っていない、ちいさな秘密を教えよう。

母さんをお嫁さんにするって決めたのは、
この学校の1年生の教室だったんだ、ってことを。

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(この物語はフィクションです)
掲載写真撮影:駒﨑 徹 氏
つなぐでは平林のガイドブックを2月刊行で制作します。お楽しみに!

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by tsunagunpo | 2009-11-02 09:09 | こまいズム