こころの空虚な洞窟

古書店で写真集をめくっていると、
ふと心惹かれる写真に出逢った。

4畳半の西日が差す部屋に本が一冊。
きっと部屋の畳は灼けているだろう。

二十歳の頃だった。
まさしくその写真の部屋に自分は棲んでいた。

当時付き合っていた女の人は確か三つ年上だった。

「人のこころって空虚よね。アナタの部屋みたいに」

どんな場面かは忘れてしまったが、
その言葉だけは今も覚えている。

人のこころは空虚な洞穴なのだ。
その洞穴に棲んでいるのは漆黒の闇だ。

その洞窟に光が訪れるとき、
人はこころの在処を見つめ直すのである。

c0018195_22175820.jpg

つなぐNPO公式サイトへ

[PR]

by tsunagunpo | 2010-01-05 22:18 | こまいズム