結婚しなくていいですか。

大逆転はなくても「あした」がある。

益田ミリの「結婚しなくていいですか。」は、
ほのぼのとした絵に人の本音が見える異色の4コマ漫画だ。

すーちゃんは35歳。
カフェの店長をしている。

だが、身分はアルバイトだ。貯金は200万円。

すーちゃんの友人のさわ子は40歳も間近。
母親と寝たきりの祖母の3人で住んでいる。

すーちゃんはふと老後が不安になり、
「遺言」を書くための本を買ったり、
老人ホームに入るための貯金を始めようとする。

さわ子は老いていくのは仕方のないことだと思っている。
でも、セックスはしたい。

さわ子は同僚の女性にさえ傷つけられる。

さわ子は生理痛がひどいと同僚に話すのだが、
同僚は出産したら治ってしまった、だから、
「さわちゃんも早く産んじゃいなよ」となにげに話す。

さわ子は思う。

女からも、日々こまごまとした
セクハラを受けているわけで、
でも慣れたりしない

慣れることは許すこと

こういう鈍感な言葉に
傷つくことができる
あたしでいたい

30歳後半の独身女性を描くことは難しい。

だが、益田ミリは女性の生きている実感を、
そしてその感覚をかみしめるための切実さを知っている。

普通に生きていくこととは、
なんと難しいことなのだろう。

c0018195_22224723.jpg

つなぐNPO公式サイトへ

[PR]

by tsunagunpo | 2010-04-04 22:23 | こまいズム