ふたつ折りのラブレター

このふたつ折りのラブレターは、
花の所番地をさがしている。

「博物誌」の中で蝶が舞うさまを、
フランスの作家ルナールはこう表現した。

我が家の庭先で緑色の蛹が無事にアゲハチョウとなり、
梅雨の切れ間の青空にその身を躍らせた。

ヘルマン・ヘッセも蝶に魅せられた作家のひとりだ。

蝶はこの上なく思いやりのある、優雅な、
才知にあふれた創造神たちによって発明され、
愛情のこもった創造のよろこびをもって、
考案されたもののように思われる。

芋虫から蛹へ、そして蝶へ。
その歩みは美しく、自然からの贈り物である。

そういえば日本の国蝶、オオムラサキは、
都市近郊では絶滅の危機に瀕する産地もある一方、
山梨県のように今でも広域に多産する地域がある。

我々は、そんなふたつ折りのラブレターが、
舞い続けるような、誇るべき環境を守らねばならない。

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by tsunagunpo | 2010-06-18 18:57 | こまいズム