記憶の銀行

忘れることはいけないことだ。
誰もがそう決めてかかる。

しかし、忘却は記憶と同じくらい大切な心の働きなのだ。

忘却と記憶は呼吸のようなものであり、
吐き出すことで新しい記憶が吸い込める、
そして創造的な思考が促される。

記憶と忘却が、不思議な協力によって
現実にアクセントを付けたもの、それが思い出という過去である。

思い出を貯蓄できる銀行がある。
その名も「記憶の銀行」だ。

70歳以上の人に思い出を語ってもらい、
動画を投稿するとインターネット上に公開される仕組みだ。

イタリアの若者が2年前に始め、9カ国に広がった。

非営利の活動で、日本版もある。
87歳の女性が生まれ育った石巻市の正月料理を語る。
84歳の男性は段ボール製ミカン箱の開発の苦労を振り返る。
仕事と育児を両立させた74歳の女性の話も興味深い。

暮らし、仕事、学校、食、戦争体験。

さまざまに語られる思い出は、
忘却をくぐり抜け、磨かれたからこそ魅力的なのだ。





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by tsunagunpo | 2010-07-29 19:27 | こまいズム