夢のお店


そのお店は佇んでいた。

ずっとその場所にあったように、
見習いの魔法使いがえいやっと創ったかのように。
街角にちょこんと佇んでいたのだ。

高校生の僕がそのお店に入るのには、
ちいさな勇気が必要だった。

僕はそのちいさなお店でウルデ・リコの「虹伝説」と、
ミヒャエル・エンデの「モモ」を買った。

もう30年も前の話だ。

ふとしたきっかけで、
移転したそのお店を訪れる機会を得た。

そのお店は、ほんとうに読みたい人に、
ほんとうに読んで欲しい本を売っている。

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地域にも子どもにも物語が必要なのです。
そして語るべき物語がまだまだあると思うのです。

まるで子どもに話しかけるように
ご主人は言葉を一つ一つ選んだ。

僕は了解する。

夢を見ることはまだまだ出来る。
自分が夢を語ろうと思う気持ちがある限り。

僕はお店を出る。

店先にニキビ面の高校生だった僕が立っていた。

大丈夫。お店に入りなよ。

ここには、君が見るべき夢があるはずだから。

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by tsunagunpo | 2011-02-04 09:56 | こまいズム