リトル・シスター

二十ドルを握りしめたかわいい女。

村上春樹訳の「リトル・シスター」は、
レイモンド・チャンドラーのミステリー小説の新訳だ。

行方不明の兄、オリンを探してほしい。

オーフォメイと名乗る娘の依頼は、
謎が謎を呼ぶ殺人事件へと発展する。

やがて、フィリップ・マーロウは、
欲望渦巻く虚飾の街・ハリウッドの裏通りへと誘われていく。

レイモンド・チャンドラーは、
ハリウッド映画のシナリオ・ライターをやっていた時期がある。

その反動か、シニカルな映画業界の魑魅魍魎と、
それに翻弄されるちょっとくたびれた探偵。

村上春樹の訳は闊達に、複雑怪奇な物語を、
スムーズに運んでいく。

女は男を罠に誘い、男は笑ってその罠に飛び込む。

それはハリウッドのドラマツルギーであり、
チャンドラーの生き様そのものでもあるのだ。

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by tsunagunpo | 2011-02-27 13:31 | こまいズム