失われた2カ月

東日本大震災から2カ月が過ぎる。

今も1万人近くの人の行方がわからず、
11万人を超す人が避難所で生活している。

一方で多くのライフラインや交通網が復旧した。

津波で大きな被害を受けた海岸沿いの地域には、
何台もの重機が投入され、がれきや打ち上げられた
船舶の処理が確実に動き出している。

地震と津波、原発事故が重なった福島県内でいま、
やっと一時帰宅にこぎ着けた被災者がいる。

ある男性は「ぜってぇ帰ってくっから」と、
妻の位牌をあえて自宅に残した。

わずか2時間の我が家で、食器を洗い、冷蔵庫の中を片付けたりと、
まるで失われた2カ月を取り戻そうとする姿に落涙する。

思い思いの運び出された品々には、
その失われた2カ月が澱のように厚く積もっていた。

長くもあり、短かくもありの「2カ月」であり、
いつ終わるともしれない被災地の復興の序章でもあるのだ。


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by tsunagunpo | 2011-05-11 16:48 | こまいズム