震災と、山村留学と、地域と

鹿児島県は全国でも指折りの「山村留学王国」だ。

小中学校の統廃合などで全国的に留学生が減少傾向をたどる中、
今年も例年並みの97人の留学生がやってきた。

発祥の地は霧島市の永水小学校である。

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霧島の山々が静かに地域を包む美しい場所にある学校だ。

20年前、創立100周年記念行事を考えていた保護者らが、
「物ではなく心に残る何かを」と山村留学を実現させた。

小さな地域の大きな取り組みは、県内全域へ広がった。

毎年100人に達する留学生は、
少子高齢化に悩む地域には頼もしい存在となった。

今春は、東日本大震災の被災地からの転校生も相次いでいる。

被災を理由に転入してきた児童・生徒は65人に及ぶ。

もちろん転校の事情は、山村留学とは異なる。

だが、各地域の受け入れ態勢の充実は、
20年を経る山村留学の実績に裏打ちされたものだ。

自然がもたらす生きる力の育成が、
何よりも地域づくりなのである。

地元の子どもらも、どんな転校生でも、
変わらない笑顔で迎えてくれているに違いない。

ふるさとを離れて暮らす多くの子どもたちに、
胸の中で問いかけてみる。

学校に慣れたか、友だちはできたか、
ひとりぼっちじゃないか、と。

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by tsunagunpo | 2011-05-17 17:24 | こまいズム