神のように美しい日本人

明治中期、英国の詩人でジャーナリストでもある、
エドウィン・アーノルドが来日した際のスピーチが、
日本の主要紙から手ひどく批判された。

アーノルドは日本の景色や美術を、
スピーチの中で絶賛した。

日本人は「神のように美しい性質」である。
魅力的な態度、礼儀正しさは謙虚ではあるが、
卑屈に堕することなく、精巧であるが飾ることもない。

アーノルドが評した日本人像である。

新聞の論説は、政治や軍備面の進歩に触れず、
専ら美術や風景、人々の優しさと礼儀などを褒めるのは、
一種の日本軽視であり侮蔑であると激怒した。

明治中期は、列強に肩を並べるべく、
日本が猛進を始めた時代である。

当時の新聞論調は、時代の空気だろう。

空前の大災害に遭っても礼節を失わない、
東北の人々の姿を称賛する各国の反応に、
このエピソードが思い浮かぶ。

その頃に置き去りにされた日本の原風景は、
東北で生き続けているのだ。

文明の荒波にも屈せぬ風土や文化の強さ。

その価値を外から教わる礼節を、
我々はどこかに置き去りにしてしまった。

アーノルドが絶賛した日本人は、
果たして現代日本に存在するのだろうか。


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by tsunagunpo | 2011-05-26 14:53 | こまいズム