SUPER8 スーパーエイト

空を見上げること。

J・J・エイブラムスの「SUPER8 スーパーエイト」は、
スピルバーグ初期監督作にオマージュを捧げたSF大作だ。

1979年、米空軍はネバダ州エリア51の一部を閉鎖した。

ある物をオハイオ州の施設に輸送しようとするが、
貨物列車が脱線事故を起こしてしまう。

そして、その中から何かが蠢きだす。

8ミリカメラで映画製作をしていた少年少女たち。

彼らは事故現場に遭遇し、国家機密の謎に巻き込まれていく。

70年代の田舎町、引き裂かれた家族、
そして、未知なるものの襲来。

スピルバーグ映画の意匠が散りばめられ、
往事を思わせる精妙な画調によって、
我々は多感な「あの頃」に引き戻される。

母親を事故で失った内向的な主人公の少年にとって
“8ミリ”は、悲しみを打ち消し友情を育み、
恋愛をもたらす成長への装置だ。

無性に空を見上げたくなる夢幻のスピリットを内包し、
少年少女は父親との世代間断絶を埋めるだろう。

微妙に変質して伝わりゆくこころの空しさは、
80年代を生きた、我々の琴線に触れながら、
予め失われた悲しみを再認識させるのである。





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by tsunagunpo | 2011-07-02 21:33 | こまいズム