愛のそよ風

人は大人にはならない。
ただ。歳を取るだけだ。

クリント・イーストウッドの愛のそよ風は、
孤独な中年男性とヒッピー少女の関係を描いたメロドラマだ。

不動産業を営む裕福な壮年・フランクは、
ある日ヒッピー風の少女・ブリージーと出会う。

初めは自由に生きる彼女に、
苛立ちを覚えていたがフランクだったが、
彼女の無垢な魂に惹かれていく。

フランクは旧世代の男で、
ブリージーとは孫ほど歳が離れている。

フランクとブリージーは「愛し合う」という形で、
世代間の溝を埋めていく。

しかし、フランクは素直に愛を肯定できない。

友人たちの視線も気になるし、
別れた妻との関係からも少なからず影響を受けている。

だから、ブリージーに対しても、
「愛に見返りを期待しないのか」と問いかけずにいられない。

ブリージーは「ただ愛するだけ」と答える。

愛しているということに理屈は要らない。
ただ愛することに忠実であればよい。

そんな当たり前のことを、
愛の作家クリント・イーストウッドは、
ミシェル・ルグランの美しい旋律とともに、
愛なき薄汚れた世界に生きる我々に突きつけるのである。





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by tsunagunpo | 2011-08-14 11:28 | こまいズム