ザ・タウン

ここへ残るか、先へ行くか。

ベン・アフレックの「ザ・タウン」は、
ボストンを舞台にしたクライム・サスペンスだ。

全米一、銀行強盗発生率の高い街ボストン・チャールズタウン。

そこで育ったダグは、父親は強盗で刑務所に収監され、
母親は失意の中で自殺した。

ダグは当然のように強盗を生業として暮らしている。

だがある日、強盗に入った、
銀行の支店長クレアに一目惚れをしてしまう。

そんなダグの一味にFBIの捜査の手が迫る。

タイトルどおり、街の物語である。

この映画を見る我々の目の前に、貧しく荒れ果てた町があり、
その厳しさの中で最低限の暮らしをする人々がいる。

暴力・ドラッグ・売春は日常茶飯事、
人々はそこから抜け出すことを夢見ては夢破れ、
その希望と絶望の間で死んでいく。

これは我々の物語だ。

その悲しみと痛みは映画によってというより、
我々の内側から出てきたものなのだろう。

厳しく悲しい物語を見たから悲しいのではなく、
我々が悲しいから悲しいのだ。

映画の歴史の中で、
同じような物語は数限りなく語られてきた。

いつでもどこでも同じことが繰り返され、
人は生き、人は死ぬ。

その繰り返しが地層のように積み重なり、我々の現在がある。

どうにもならないその歴史の重さを引きずりながら、
我々はFUCKでやるせない現在を生きているのである。





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by TsunaguNPO | 2011-09-07 19:04 | こまいズム