モールス

わたしを部屋に入れて。

マット・リーヴスの「モールス」は、
スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」の、
ハリウッド・リメイクされたホラー・サスペンスだ。

雪に閉ざされた町。

孤独な少年オーウェンは、
学校でイジメにあっていたが母親にも話せず悩んでいた。

ある日、同じアパートの隣に、
謎めいた少女アビーが越してくる。

「あなたと友達にはなれない」と言ったアビーだったが、
孤独を抱える二人は互いに惹かれあい、
壁越しにモールス信号で会話するようになる。

やがてオーウェンはアビーに隠された、
恐ろしくも哀しい秘密を知る。

エレガントで静謐なヴァンパイア映画である。

吸血鬼は孤独である。

孤独であるがゆえに、
魂の拠り所を求めてさすらうのだ。

少年の身の毛もよだつ恐怖は、
無垢な初恋の成就へと昇華する。

そして、少年は閉塞感溢れる雪の町から脱出し、
自立していく道を選ぶ。

孤独な少年は、少女がこの世ならぬ存在と知ってなお、
受け入れることによって、確かに成長するのである。


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by TsunaguNPO | 2012-02-06 15:58 | こまいズム