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見知らぬ子どもたち

1991年、広島新交通システム建設現場で、
鋼鉄製の橋桁を据え付ける作業中に、
橋桁が10m下の道路に落下する事故が発生した。

橋桁の落下の直撃を受けた乗用車の中には、
橋桁の重量により高さ50cmまで圧縮されたものもあり、
また火災が発生し炎に包まれたものもあった。

事故のおよそ2時間後に橋桁がクレーンで取り除かれ、
下敷きとなった乗用車から被害者らは救出されたが、
9人の死者は全員がほぼ即死の状態であった。

ギリギリ事故に巻き込まれなかった幼稚園のバスがあった。

直前に園児の一人が「オシッコに行きたい」と言いだし、
一瞬バスが止まったからだそうである。

後日、TV局がその子を取材しようとしたら、
不思議なことにその子の名前も顔も誰も思い出せなかった。

東日本大震災の際、津波警報が出て住民が、
町内で一番高いところにある神社目指して避難していく途中、
見知らぬ女の子が、前から町内をうろついていた野良猫を、
数匹抱えて走るのを複数の人が目撃している。

地域のつながりの密接なところで「見知らぬ子ども」というのが、
そもそも不思議な話なのだそうだ。

大きな災害時に現れる見知らぬ子どもたちとは何なのか。

それは人間にバチを当てようとする『大きな神様』の意に逆らい、
ちょっと人間を助けようとする『小さな神様』の仕業かもしれない。


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by TsunaguNPO | 2012-02-14 14:22 | こまいズム