ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

再び終わるセカイ。

庵野秀明の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は、
リビルドされた新シリーズの第3作目である。

衛星軌道上。エヴァンゲリオン改2号機を駆る
式波・アスカ・ラングレー。

そして遠距離から8号機で彼女を援護する、
真希波・マリ・イラストリアスは、
敵の猛烈な攻撃を受けながらも葛城ミサトの指揮のもと、
統制のとれた作戦行動を進めていた。

彼女たちが狙っていたのは碇シンジを乗せたまま、
捕われた初号機の機体だった。

世界はほぼ終末を迎え、惨憺たる状態のまま、
前作から14年も経っているという設定だ。

3.11後とのシンクロ率も高い地獄絵に息を殺すなかの残酷。

衝撃的なのは、主人公シンジに対するミサトの拒絶の言葉だ。

「もう乗らないでいい」

それは少女を救うための決死の行為が引き金となって、
世界が崩壊寸前に陥ったことへの代償である。

幸福なカタルシスをもたらした前作の直後に、
思い切り我々を庵野秀明は奈落へと叩き落とす。

我々はほんとうに世界の存続を求めているのか。

新劇場版シリーズとは旧作の変奏曲ではない。

我々は一縷の希望をもって、愛と未来を見出す、
絶望からの再構築の完結を待つしかないのだろう。


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by tsunaguNPO | 2012-12-04 20:25 | こまいズム